NPO法人と認定NPO法人

認定NPO法人とは何か。

ニュースなどでよく耳にするNPOという言葉ですが、その意味をしっかりと理解できていますか。
NPOとは特定非営利活動法人の事です。非営利という言葉の響きからボランティアと混同されている事が多いのですが、そうではありません。非営利とは営利を求めてはならないという事ではなく、利益を関係者で分配してはならないという意味です。
利益を関係者に分配するという事はせず、地域のための事業や次の事業に投資するというのがNPOのルールなのです。儲かったお金の分配のルールが違うだけで、NPO法人も民間企業なのです。そしてその中でも認定NPO法人とは国税庁長官に一定の条件を満たしていると認められたNPO法人という事になります。

 

認定されると、どういったメリットがあるのでしょうか。そのメリットとは「寄付金を集めやすくなる」という事です。認定されると4つ税制優遇が適用される事になります。そのため、寄付する側、される側ともにメリットが生まれます。
個人が認定NPO法人に寄付した場合には、寄付金控除の制度を受けられます。確定申告をすれば税金の還付を受ける事ができるのです。法人が認定NPO法人に寄付した場合にも損金に算入できる金額が拡大されます。相続人が認定NPO法人に寄付した場合には、寄付した相続財産は相続税が非課税となります。
認定NPO法人自身が法人税法上の収益事業を行った場合、みなし寄付金制度による減税措置を利用できます。このようにメリットはとても多いのですが、ではどのようにすれば認定を認められる事ができるのでしょうか。

 

認定されるためには、「公益性のある団体」である事が必要とされます。認定申請の際に提出する書類では「広く一般から支持を受けているか」「その活動や組織運営が適正におこなわれているか」「より多くの情報公開がなされているか」などを審査されます。その他にも法令違反が無い事を示さなければなりませんし、設立から1年を超える期間が経っていないといけません。このように認定を受けるまでには様々なハードルがありますが、認定されるメリットはとても大きいのです。